日本人がHSBC香港の銀行口座を開設するにはどうすればよいか調べてみた

2018年10月21日2019年8月24日

1 はじめに
2 本記事を書くに至った動機
3 調査するにあたっての前提条件
4 調査結果
5 まとめ
6 リンク

はじめに

本記事は2018年10月21日時点の調査結果です。
HSBC香港の口座開設を検討されている方がいらっしゃれば，ご参考になると思います。
ただ，自分の資産を預けるということですので，ご自身の目でサイトにアクセスし，
その時点の正となる情報を入手することをお勧めします。

本記事を書くに至った動機

HSBC香港の銀行口座を開設したい。
そうした願望が沸々と湧き上がってきた。

理由は色々で，日本国で扱っていない証券に投資してみたいというのもあるし，
単に持ってたらカッコじゃんというのもある。

日本人でHSBC香港の口座を入手された方々の体験談を読ませていくと，
1000万円以上あれば日本国内でも口座が開設可能とか，
口座開設ツアーやサポート業者を利用しただとか，
2016年時点では郵送で口座開設が出来たとか，様々である。

ただ，年々開設するにはハードルが高くなっているのが事実らしく，
どの情報が今は有効で，どの情報が無効なのかが判断がつかない。

そこで，真となる情報を求め，HSBC香港銀行のHPを確認したので，
その結果を以下に纏める。

調査するにあたっての前提条件

・対象口座はHSBC Advance(20万香港ドルの準備が必要）とする。

・あくまでもHP（2018年10月21日時点）の記載内容がベースであり，
そこに記載がなく，現地で他に必要な情報の提示/提供を求める場合は考慮していない。
（もし，HPに記載の必要情報を準備しつつも，口座開設がうまくいかなかった方は情報提供ください。）

調査結果

1. 口座開設するには，必要書類を準備し香港支店に訪問する必要がある。
つまり，郵送での口座開設は不可。

以下がHPで述べられている口座開設の方法である。
既存の口座を保有している場合に限り，インターネットでアップグレードが可能となってる。

2. 必要書類はHPにて入手されているPDFに記載があり，
下記4種類の条件を満たす人により異なる。

a.香港に永住権を持つ18歳以上の人
b.香港に住んでいるが，永住権を持たない18歳以上の人
c.香港に住んでいないが，今香港にいる人
d.11歳～17歳の人

日本国に在住している人は"c"が対象となり，必要な書類は以下が記載されております。

・パスポート
・住所証明できるもの（英語記載）
日本国に在住している方（香港以外に在住）は，
政府が発行した写真入りの自動車免許証/National identify card/
三か月以内の銀行状態証明

3. 銀行員が口座開設にあたって知りたい情報（質問されるであろう事項）

・雇用情報（職業，月収）
・口座開設の目的
・香港に口座を構えたい理由
・初期，現状の富源及び/又は収入について
・今後予定している取引金額及び取引回数について
・開設している口座の資金について
・使用する銀行サービスの種類について
・Jurisdiction of Residence→日本国民なら日本なんでしょうね。）
・TIN(Taxpayer Identification Number)→つまり，マイナンバー
・使用する銀行サービスの種類について
・氏名，生年月日，国籍，居住国