【危険物取扱者 乙種三類】多忙で暗記が苦手な人向けのための勉強法

2022年6月9日

目的

この記事では危険物取扱者 乙種四類の合格者が科目免除を用いて危険物取扱者 乙種三類に合格するための勉強法を示す。
特に多忙で暗記が苦手な人の参考になれば幸いである。

【危険物取扱者 乙種三類】多忙で暗記が苦手な人向けのための勉強法

乙種の1種類に合格すると受験科目の「危険物に関する法令」と「基礎的な物理学及び基礎的な化学」の試験を免除することが可能であり,該当する類の「危険物の性質ならびにその火災予防及び消火の方法」のみを受検すれば良い。
つまり,乙種三類を受検する場合は,その類の危険物であるアルキルアルミニウムやナトリウムなどの特徴を暗記し,試験でそれらをアウトプットすれば良いのである。
時間をかけた分だけ参考書の内容を暗記することが出来る人は,是非ともそのままの勉強法を継続して欲しいと思うが,仕事で多忙な社会人は,暗記に必要な集中力と時間を捻出することが難しいのではないだろうか。
乙種四類の受験でも感じた通り,「危険物の性質ならびにその火災予防及び消火の方法」は完全な暗記試験であり,覚えた内容が出題されれば得点につながるし,覚えていない内容が出題されれば失点につながる。
つまり,運の要素も絡んでくることから,勉強のモチベーションを保つことも難しい。
そこで筆者は暗記を片手間で出来るようハードルを低くするため,持続可能な取り組みができるよう下記段階を設定し,それぞれの段階に対応した暗記作業をこなしていくことを提案する。

勉強を始めたばかりの黎明期

Youtube聞き流しをひたすら行い土台を構築する。
お勧めチャンネルは「篠原好」,「けみちるちゃんねる」であり,個人的には「篠原好」チャンネルが楽しく簡潔に学べて一押しである。

少し知識が定着し始めた頃

Youtube聞き流しに飽きてきたらスマホアプリのクイズアプリにて1項で学んだ内容が定着しているかを確認する。
個人的には「りすさんシリーズ」,「危険物乙3類問題集」が有料ながらもお勧めである。
Youtube聞き流しで知識を蓄え,クイズアプリでアウトプットする。

そこそこ知識が定着し始めた頃

クイズアプリで大体7割程度の正解出来るようになったら,間違えた問題の分析を始める。
スクリーンショットで間違えた問題を保存し,定着していない知識を表に纏める。
表は変更履歴を作成すると共に危険物と特徴のみを簡潔に纏めていく。

 試験直前

1~3項の作業を集中的に行う。
3項で作成した表はよく見直す。

危険物取扱者 乙種三類の暗記表

ORG:’22/5/24

1st altered:’22/6/7

2nd altered:’22/6/9

危険物名 特徴
第3類危険物 禁水性のものは炭酸水素塩類を用いた粉末消火剤が有効
水と接触すると水酸化物を生じ,強い塩基性を示す
アルキルアルミニウム 移動タンク貯蔵所に新たに注入する際はあらかじめアルゴンや窒素で置換しておく必要有り
最もNGな消火方法はハロゲン化物を使用すること。
ノルマルブチルリチウム 常温では黄褐色の液体
空気と接触すると白煙を生じ燃焼する
最もNGな消火方法はハロゲン化物を使用すること。
比重は1よりも小さい
ベンゼン,ヘキサン,ヘプタンと接触しても発火しない
黄りん 高圧注水での消火は飛散する恐れがあるので避ける
燃焼すると十酸化四リン(五酸化二リン)を生成する
融点が低いので燃焼し始めると液状になって広がり燃焼が激しくなる
空気中では徐々に酸化して発火する
皮膚に触れると火傷する
空気を遮断した空気容器で長時間にわたり加熱すると赤リンになる
ベンゼン,二硫化炭素に溶ける
強いアルカリと反応するとリン化水素(ホスフィン)が発生する
濃硝酸と反応するとリン酸が発生する
ジエチル亜鉛 引火性を有する
ベンゼン,トルエン,ジエチルエーテル,ヘキサン等の有機溶媒に溶ける
炭化カルシウム 常温(20℃)の乾燥した空気では安定している
純粋なものは無色~白色の固体
不純物が混入しているものは灰黒色の塊状固体
高温で窒素と反応すると石灰窒素が生じる
水と発熱反応し,アセチレンガス及び水酸化カルシウム(消石灰)が発生する
アセチレンガスは空気よりやや軽い
金属容器に保存可能。ただし,アセチレンガスと反応する銅容器では保存不可。
アルカリには溶けない
物質自体は不燃性である
炭化アルミニウム 純粋なものは無色透明の結晶だが,通常は不純物を含んでいるため黄色である
水素化ナトリウム 参考書により比重の記載(0.92 or 1.4)が異なるが,1.4が正しい模様。つまり,水より重い。
還元性が強く,金属酸化物から金属を分離する
乾燥した空気中では安定
湿った空気中では自然発火する
一般溶媒には殆ど溶けない
水素化リチウム 一般溶媒には殆ど溶けない
リン化カルシウム 暗赤色の結晶性粉末,または灰色の塊状固体。
物質自体は不燃性
アルコール・ジエチルエーテルに溶けない
融点は1,600℃と非常に高い
水と反応してリン化水素が生じる
燃焼すると十酸化四リンが生じる
トリクロロシラン 水と反応し塩化水素を生成する
無色で刺激臭を有する液体である
引火点は常温より低く,燃焼範囲が広いので,引火の危険性が非常に高い
リチウム 灯油中に密栓して保存する
空気と接触するとその湿気により自然発火する
炎色反応は深赤色である
バリウム 有毒。室温で発火する
水及び酸と反応する
カルシウム 水を加えると水素を発生し,溶液はアルカリ性である